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【2023年最新】リスキリングの実態 海外事例から学ぶ

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目次

 

 

こんにちは。

 

WBCで日本が優勝し、日本は盛り上がっていますね。

アメリカも、メキシコも強かったですし、

逆転勝ちや僅差での勝利は、本当に強いと

感じます。

 

さて、今回は前回に続き、

リスキリングに関して、お話します。

自分には関係ないと思う方もいると思いますが、

まずは世界の流れを知るのも良いかもしれません。

 

リスキリングの現状は?

 

2013年にオックスフォード大学の

マイケル・オズボーン教授らの

“The Future of Employment”という

論文では

「今後10年~20年の間にアメリカ国内の

総雇用者の約47%の仕事が自動化され

消失するリスクが高い」と警鐘を鳴らしています。

 

それから10年の歳月が流れました。

 

2023年の現在はどのようになっているのか、

海外事例を見ていくことにしましょう。

 

 

通信大手のAT&Tでは

 

アメリカの情報通信事業の大手企業である

AT&Tは、いち早くリスキリングを

導入したことで知られています。

 

AT&Tは、2013年~2020年の間に、

社内失業が予想される従業員を対象に

ワークフォース2020」という

リスキリングプログラムを行ないました。

 

この取り組みによって、技術職の80%以上が

社内異動だけ済む成果が得られたのです。

さらに、リスキリングした従業員は

他の従業員に比べて1.1倍高い評価を受け、

1.7倍昇進の可能性が高くなり、

離職率は1.6倍低下したというプラス面での成果が目立ちました。

 

 

GAFAの一角Amazonでもリスキリングに対応

 

Amazonもリスキリングの先進企業の1つです。

 

具体的な取り組みとして、2025年までに

従業員10万人をリスキリングする計画を発表しています。

 

プログラムの内容は、主に2種類あり、

技術職以外の従業員のリスキリングによる

技術転換を目的とした「Amazon Technical Academy」、

そしてデジタルスキルを備えた従業員に

機械学習スキルの習得を図る「Machine Learning University」があります。

 

どちらもITスキルの高レベルな習得を視野に入れている点で

共通していて、これが実現すれば、DX人材創出のための

リスキリング計画策定のお手本となることは間違いありません。

 

 

シンガポールの取り組み

 

シンガポールは「スキルズフューチャー」と呼ばれる

リスキリング専門組織を政府の傘下に置いて、

極めて実効性が高い政策として実施しています。

 

まず、海外のベンチャーキャピタルの投資動向を

捉え、将来性のある産業やスキルを徹底的にリサーチします。

 

そして、この調査データをもとに、将来価値の

高いスキルについて、政府主導型で

「スキルズフューチャー」経由で労働者の

リスキリングを行うという2段構えの取り組みです。

大企業・中小企業の区別なく展開しているところに特徴があります。

 

このように、海外のリスキリング事情を把握することにより、

将来、日本企業はどうすべきか、課題や方針が見えてくるかもしれません。

そして、個人ではどうしていくか、

ChatGPTなどもあり、どんどん技術は進化していきます。

 

このコラムが、皆様のお役に立てれば幸いです。