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【2023年】ChatGPTとグーグルの「イノベーションのジレンマ」

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目次

 

こんにちは。

 

3月といえば、なんでしょうか?

いわゆる春

ひなまつり

卒業式

ホワイトデー

そして、期末締め作業

でしょうか。

 

必死に報告書を書いている社会人や大学生も

いるのではないでしょうか。

そんな皆さんの中には

ChatGPTをレポートに利用しようと

いう人もいるのではないでしょうか?

その是非はともかく、内容としては

時間をかけて、労力をかけて、

人が作るものよりも、数倍素晴らしいものを

作ってくれるという噂もありますね。

 

さて、今回もそんなChatGPTについて

GAFAの一角Googleとのお話です。

 

グーグル、「イノベーションのジレンマ」に陥る

 

イノベーションのジレンマ」とは、2020年に亡くなった、

ハーバード・ビジネススクール経営学の看板教授、

クレイトン・クリステンセンのビジネス理論です。

 

既存の巨大企業が新規参入企業の

「破壊的イノベーション」によって淘汰されることを

指し、ビジネス用語としても定着しています。

 

巨大企業が既存の製品やサービスの改善に

注力している間に、新規参入企業は低価格かつ

未開拓の市場を奪い、巨大企業のビジネスモデルや

市場地位を文字通り「破壊」してしまう現象なのです。

 

ChatGPTを開発したOpenAIの挑戦が、

これまでにない破壊力で市場をひっくり返すと

予測していた企業は多くはなかったはずです。

 

 

 

実はChatGPT以前にも「イノベーションのジレンマ」があった?

 

グーグルの「イノベーションのジレンマ」の経験は、

実はChatGPTが初めてではありません。

 

一例としてよく知られているのは、

2021年から2022年にかけてゲーム界を揺るがした、

ゲーミングプラットフォームの「Roblox(ロブロックス)」があります。

 

ブロックスは、約5,000万本を超える

さまざまなジャンルのゲームを、

メタバース空間に作った「遊び場」で、

ほぼ無料でプレイできることから、

爆発的にシェアを拡大していきました。

 

グーグルも競合他社として参入を試みました。

しかし、既存のビジネスモデルである

「グーグルアドセンス」と呼ばれるクリック報酬型広告が

ネックとなり、ユーザーはロブロックスに流れていきました。

 

この勝負に勝ち目がないと判断したグーグルは、

早々に新しいビジネスモデルの導入を撤回し、

元の「グーグルアドセンス」の優位な市場維持を選択したのです。

 



 

グーグルの「ジレンマ」がChatGPTでより顕著に現れた

 

急速な市場展開を見せるChatGPTですが、

本当の意味で「破壊的イノベーション」をもたらしている

とはいえない側面があります。

 

ひとつの理由として、ChatGPTはあくまで技術の

進歩や革新ではなく、既存の自然言語処理技術の

発展に基づいて開発されたものだということ。

そしてもうひとつは、開発元のOpenAIは

既存の大手企業に分類されていたことが挙げられるからです。

 

グーグル自身にも、AIなどChatGPTに勝る

技術力はあったと思います。

グーグルの陰りは、「グーグルアドセンス」に固執し、

新しい技術や市場の変化、つまりChatGPTに

追随する能力を、グーグル自身が制限して

しまったことにあるのではないでしょうか。

 

いかがでしょうか。

 

新しいことへの挑戦と

大きくなってきた現状の仕事や

やるべきことへの継続のジレンマ

何かしら思い当たることのある人も

いるのでしょうか。

 

皆様のお役に立てれば幸いです。