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こんにちは。
すっかり春、というか、暑くなってきましたね。
季節はどんどん移り変わっていきますし、
技術はどんどん進歩していきます。
あなたは、最近なにか新しいことにチャレンジしていますか?
今回は、引き続き、ChatGPTについての
コラムです。
世界は、知らないところで、どんどん変わっていきますね。
AIは本当に身近になった
「文章を書く」
「プログラムのコードが書く」
「絵を描く」
生成AIはなんでも屋の様相を呈してきました。
ChatGPTは、OpenAIが開発した大規模な
言語モデルであり、人間と同様に会話を行うことが
可能です。
その存在については様々な意見があり、
賛否両論が交錯しています。
公務は肯定の立場? 横須賀市のチャレンジ
今年の春、神奈川県横須賀市がChatGPTを
市役所の業務に試験導入したことが
メディアで大きく報じられていました。
主な用途は広報文やPRの作成などです。
まだまだ限定的ですが、
自治体がChatGPTの使用を認めた初の事例です。
横須賀市デジタル・ガバメント推進室
寒川孝之室長は次のようにコメントしています。
限られた人員でこれから増えてくる行政課題に
効率よく対応することに(ChatGPTは)資する。
便利な機器で多くの仕事ができることが市民に対する還元だと思う。
この「便利な機器で多くの仕事ができる」のか、
今後の成果を正しく評価していかなければなりません。
AI小説を文学界も認める
執筆した小説が入選したと発表しました。
応募作品も受け付ける文学賞です。
『あなたはそこにいますか?』で
一般部門優秀賞を受賞した葦沢かもめさんは、
この作品について「GPT-2」を使用した制作過程を
公開しています。
決して楽をせず、非常に努力家で、
まさに「AIとの共同制作」であったことがよくわかるので、
かえって好印象を受けました。
ChatGPTはただの「ツール」である
ハーバード大学の公衆衛生学講師、
ヘザー・マティー氏は、ChatGPTを医療に組み込むことには
慎重な姿勢を示しています。
ChatGPTは模範的な治療法を提示するけれども、
その情報の真偽の判定は困難。
したがって、適切な医療への懸念が拭い去れない。
だとすれば、「楽をして」処方箋を出す医師が増え、
命の危険にさらされるのは患者側だということになります。
このように、ビジネス・文学・医療の現場をみてみました。
忘れてはいけないのは、ChatGPTは
ただの「ツール」に過ぎないことです。
万能を装っても、ヒトの作りしモノですから
「エラー」はつきものです。
生成AIの良し悪しを論じるのは、
まだまだ時期尚早だと思われます。
私たちには、ChatGPTにはない「足がある」ことで、
真実の見極めに「かなり」秀でているのではないでしょうか。
いかがでしたでしょうか?
皆様のお役に立てれば幸いです。